こんにちは。
みなさん普段楽器を演奏する時
楽譜は使いますか?
本番では使わなくても
練習過程でも使わないという方は少ないですよね。
練習でも使わない人いたらスゴイ!
一昨年くらいから
iPadでデジタル楽譜をちょこっとづつ導入したところ
今では手放せなくなったのですが
導入してみて改めて感じたメリットとデメリット
私が今やっている使い方をご紹介します。
☆この記事に書いていること☆
- 紙・デジタルそれぞれのメリットとデメリット
- 紙楽譜向きの方、デジタル向きの方
- 私の現在の使い分け
ではいってみましょう!!
紙・デジタルそれぞれのメリットとデメリット
まずは紙楽譜とデジタル楽譜のそれぞれの良し悪しを見てみましょう。
いきなりデジタル楽譜導入してこんなはずじゃなかった!
てなっては意味がありませんからね・・・
紙の楽譜
楽器屋さんなどで本のように販売されてる楽譜です。
インターネット上でデータで購入した楽譜を印刷した場合もこちらに該当します。
メリット
- 楽譜があればいつでもみれる。
・・・iPadにすると、iPadの電池がなくなったら見れませんが
紙の楽譜の場合、電池切れの心配はありません。 - 一番オーソドックス
・・・まだまだデジタル楽譜を使用している人は少ないと思うので
いろんな人と合わせる時などは楽ちんです。 - 中古販売できる
・・・使用しなくなったら、綺麗な状態だったり
楽譜の状態をご理解いただける方には譲ったり
メルカリなどのフリマサイトに出品したりできます。
デメリット
- 重い・・・演奏曲が増えるとその分楽譜が増えることもあります。
そうなると、自宅で演奏するには問題ないですが
持ち運びをするには、演奏しない楽譜も持ち歩くので
本によってはとっても重たくなります。 - 経年劣化する・・・紙なので、黄ばんできます。
- 折れ目や書き込みが残る
・・・紙なので、一度つけた折れ目や書き込みは完全に消えません。
譜めくり用につけた折り目や、急いでめくった際などにつく折れ目は
消えないですし、どんどんしわくちゃになります。
書き込みも、薄い鉛筆だけなら消せば目立たなくなりますが
書き込むことは、注意する箇所や気を付ける部分だったり
細かい演奏法だったりするので、全部綺麗に消えるような字にはならないはず。
そうなると一生残りますね。 - 場所をとる
・・・重いのと似たことになりますが、楽譜が増えると保管場所に困ります。
売ったり捨てたりすれば解消できますが
思い出の詰まった楽譜をそう簡単に手放せない方もいるのでは?
そうなると、どんどん保管場所が必要になり、目的の楽譜を探すのも大変に・・・
もしかしたら、すでに持ってる楽譜をまた購入、なんてこともあるかも?
デジタル楽譜
次はデジタル楽譜についてです。
これについては、使用する機材がiPadではない、使うアプリが私と違う、という方にも
共通することかと思います。
メリット
- 持ち運びが楽・・・紙と違って楽譜が増えても重さも大きさも変わらないので楽です。
- 楽譜の管理が楽
・・・紙の場合では楽譜が増えると保管場所から探すのが大変
ピース楽譜も厚みがない分棚から取り出さないと見つかりませんが
デジタル楽譜だと、一覧からスパッと選べるので楽ちんです。
作曲者から探したり、曲名から探したり、いろんな探し方ができます。 - 予定外の選曲にも対応できる
・・・手持ちの楽譜などを全部取り込んでおいたり
興味のある楽譜を用意しておけば、その日演奏する予定ではなかった曲も
ぱぱっと楽譜を表示させて演奏できちゃいます。 - 汚れない
・・・紙と違って、経年劣化することもないですし
折れ目がつくこともありません。
書き込みしても、消しゴムを使えば元通りになります。
デメリット
- 初期費用がかかる
・・・そもそも表示するための機械がないと使えませんので
何も持っていない場合は、その購入費用がかかります。
いくらになるかについては、選ぶ機械と時期や購入方法にもよるので割愛します。 - 電池切れ時は使えない
・・・表示するための機械の電池がなかったら楽譜も見れません。
本番で使用したい方は特に電池残量には気をつけないといけません。 - 画面のサイズや、表示方法によっては小さくなる
・・・小さいサイズのiPadやタブレットを使っている方や
見開きA3サイズの楽譜をそのまま見開きで表示させると
実際の紙の楽譜よりも小さい楽譜で演奏することになります。
片面づつ表示させれば、画面いっぱいに見れるので、
後述する12.9インチiPadであればほぼ実際の大きさで見れます。 - 楽譜の取り込みは大変
・・・取り込み方は別の記事を作っていきますが、
スキャンして取り込むのは、私は正直面倒くさいです。
これが何曲も、、、となったらちょっとうんざりしちゃうかも知れません。
やり方が難しいわけじゃないんだけどねぇ・・・
デジタル楽譜向きの方、紙楽譜向きの方
どっちのメリットでメリットが分かったところで
じゃぁ俺私は結局デジタル導入した方がいいのか、紙の方がいいのか
私なりに考えてみました!
紙楽譜向きの方
- 一回一回の演奏時間が長い方
・・・iPadにすると、iPadの電池がなくなったら見れませんが
紙の楽譜の場合、電池切れの心配はありません。
1日何時間も練習したりなど楽譜を見る時間が長い方は紙楽譜がいいでしょう。 - いろんな方と合わせる機会が多い
・・・まだまだデジタル楽譜を使用している人は少ないと思うので
いろんな人と合わせる時などはデジタル楽譜を見慣れてない方にも
対応できます。 - 使わない楽譜は売ってお金にしたい方
・・・使用しなくなった楽譜は手元に残さなくてもいい、
その分売ってお金にして新しい楽譜購入費用や他の生活費に充てたい方は
紙楽譜の方がいいでしょう。 - 紙楽譜とほぼ同じ大きさで見開きで楽譜をみたい方
・・・私の恩師の先生は、これができないデジタル楽譜は合わないようでした。
見開きで見るには小さい楽譜で見ることになります。
実際とほぼ同じ大きさで見るにはiPadでは一番大きい12.9インチでも
片側づつでしか見れません。
なので、見開きA3サイズの楽譜を見開きでほぼ原寸大で見たい方は
紙楽譜のままがいいでしょう。
デジタル向きの方
- 譜めくりのいらない曲が多い
・・・主にコード譜を使ったり、吹奏楽などのパート譜は
見開き1枚で収まることも多いのではないでしょうか。
それでもってそういう方は1回の演奏会での曲数が多いかと。
ピアノだと両手分載っていて同じ曲の長さでも
ぐんとページ数が多くなりますが
コード譜は小説の区切りと拍子、コードしか書いてないことが多いと思うので
譜めくりすること自体がないイメージ。(あったらすいません)
パート譜も今までいろんな楽譜を見てきましたが
吹奏楽では多くても見開き1枚半でした。
そして自分でめくれる範囲でした。(オーケストラは違うかも)
吹奏楽やコード譜を使うジャンルは演奏会やライブで
結構な曲数演奏すると思うので、楽譜を何枚も用意して
演奏順にファイリングして、、、よりも
デジタルにして、演奏会ごとにセットリスト登録した方が楽な気がします。 - 演奏会や自宅以外でいろんな曲を演奏することが多い方
・・・自宅以外で演奏する機会が多い方は
デジタル楽譜にすると持ち運びが楽です! - 本番で譜めくりをお願いしたくない方
・・・3ページ以上の楽譜はどうしても譜めくりが必要になりますが
楽譜によっては自分ではめくれない!ということも。
そんな時本番では、演奏者本人以外の人に譜めくりを依頼するのですが
頼める人がいなかったり、どうしても自分でなんとかしたい人には
デジタル楽譜がバッチリです。 - 譜めくりをとにかく楽にしたい方
・・・自宅でしか演奏しない方や、本番で譜めくりを頼んでもいいけど
譜めくりは楽にしたい、楽譜に折れ目をつけたくない、という方に
デジタル楽譜はお勧めです。 - 楽譜を綺麗に保存しておきたい方
・・・折れ目がつかず、書き込みも綺麗に消せて、黄ばみもしない、
楽譜をとにかく綺麗に保存しておきたい方はデジタル楽譜が一番です。 - 家に物を増やしたくない方
・・・今流行りのミニマリスト。
楽譜が増えても必要な場所はタブレット端末(購入する人は譜めくりペダルも)分だけ。
楽譜を手放さなくても荷物は増えません。
おすすめの使い分け方法とまとめ
紙楽譜にもアナログ楽譜にもいい所があるので
どっちも使っていきたーーーい!という方も多いのではないでしょうか。
私は、家での練習ではデジタルで
恩師の先生のところに行く時は、紙楽譜を持っていきます。
試したことはあるんですが、やっぱり合わないようでした
また、楽譜を手に入れる時、まだまだ大体の曲は紙楽譜を購入しています。
連弾曲は練習でデジタル、本番では連弾相手によりどちらかで使用しています。
ソロの曲は練習と本番ではデジタル楽譜を使用すると思います。
ソロでもレッスン時は紙楽譜になります。
演奏する時によってどっちも使う!なんてこともできちゃいますので、
紙でしかやらない!デジタルでしかやらない!
より両立できるのが一番いいのかな、と思います。
みなさんもご自身に合った方法で楽譜を所有して
音楽演奏を楽しんでいきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございます!
実際の私のデジタル楽譜使用方法なども
公開予定なので、ぜひ見に来てくださいね。
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